Drawing How-to

私が細部にこだわるわけ。

木を描いていたんだけど、化け木みたいになった件。

今回の絵は、クリップスタジオペイントでお送りいたします。

B4サイズの600dpi Gペンの1.5~3pxくらいかな?細かくすると粒子っぽくなります。

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デティールを大事にするんです!

絵を描くとき、私は「デティールを大事にするんです」。
この言葉は、自分の中で静かに、けれど芯のある信念としてずっと息づいています。

というのも、ベルセルクのような描き込みがしたい・・気持ちはあります笑


描く対象が木であっても、岩であっても、人物であっても、私はまず「そのものが過ごしてきた時間」を想像します。
それは単なる形の情報じゃなく、傷の一つ、色の深み、ひび割れ、削れ、風化――そういう「歴史」です。


たとえば、今回描いた切り株のイラスト。
一見、ただの枯れ木のように見えるかもしれません。

でも、私の中では、これはかつて空に手を伸ばしていた大樹で、雷か何かで倒れ、時を経て今の姿になった、そんな一本の“語る木”です。



デティールとは、単なる細かい描き込みではありません。
「そのものに命を吹き込む行為」だと思っています。



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デティールは語る

デティールには“物語”があります。
木の皮がめくれた部分には雨風にさらされてきた時間がある。




枝が折れた跡は、誰かがそこにぶつかったのか、それとも自然の衝撃だったのか。
黒く焦げた上部は、もしかしたら火事の名残かもしれないし、雷神に打たれた証かもしれない。



そうやって想像していくと、描く手も自然と止まりません。
「ここにもう少し割れ目があってもいい」





「この影は、長い時間日が差さなかったことでできた跡にしよう」
そんな風に、一本一本の線が、単なる線じゃなくなっていくんです。



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見てくれる人の“足を止めさせる力”

私は、絵を見てくれた人が「おや?」と感じて足を止めてくれるような絵を描きたい。
それは色彩や構図も大切だけれど、実は“デティール”が一番強い武器になると思っています。



SNSでは流し見されがちな現代だからこそ、パッと見で終わらせない、「じっと見させる何か」を絵の中に仕込みたい。
そのためには、やっぱり細部なんです。





デティールの中に小さな“しかけ”を詰めると、見てくれる人は自然と目を寄せてくれます。

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アナログでもデジタルでも、心を込めて

私はアナログでもデジタルでも絵を描きますが、どちらでも「デティールを大切にする気持ち」は変わりません。

たとえば、ボールペンで描くときのザリザリという音。


あの音に耳を澄ませながら、私は細部を削るように描いていきます。


デジタルでは、ズームして一本の線をなぞるように丁寧に進めていきます。
どんな手法でも、「この絵は自分が魂を込めたもの」と思えるまで、デティールを積み上げていくのです。




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“描いた人の体温”を残す

私は、作品に“自分の体温”が残るように描きたいと思っています。
細かく描くということは、それだけ時間をかけるということ。




その時間の中で、自分の感情や考え、集中力の波がすべて絵に乗り移っていく。
集中力を絞りだセ・・!

まとめ

「デティールを大事にするんです」。


それは、私の絵作りの軸であり、こだわりであり、祈りでもあります。

派手さはなくてもいい。
線が重なり、時間が積もり、物語がにじみ出るような絵を、これからも描いていきたい。
そして、そんな作品たちが、誰かの心にひっそりと火を灯せたら嬉しいなと思っています。

バイ(。・ω・)ノ゙♪

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