
ペンで描く、命の木
こんにちは。
今日は、私がボールペンで描いた大きな木と、その制作のひとときをお話しします。
一本の線から、世界が広がる
白い紙の上に、ボールペンを置く瞬間が好きです。
最初の一本の線を引いたとき、そこにはまだ何もありません。
でも、線を重ねるごとに、木の幹が立ち上がり、枝が広がり、葉が茂り、地面に影が落ちていく。
「ここに木が立っていて、風が吹いて、誰かが座っているかもしれない」
そんなふうに想像しながらペンを動かしていると、いつのまにか自分もその木のそばにいる気分になります。
失敗も味になるペン画
ボールペンのいいところは、線が消せないところ。
一度描いた線は戻せないけど、失敗した線を活かして、木の幹に深みを出したり、葉っぱを増やしたりできるんです。
ちょっとしたズレや勢いが、そのまま木の個性になります。
だから私は、失敗を恐れずにガリガリ、カリカリと音を立てて描く時間がとても好きです。
森の中心に立つ大樹
今回描いたのは、私の中で「森の中心にいる大きな木」。
長い年月を生きて、たくさんの人や動物を見守ってきたような木をイメージしました。
木の根元には落ち葉が積もっていて、風が吹くと葉っぱが揺れる。
その木の下で一休みする人がいるかもしれないし、動物たちが隠れているかもしれない。
描いているうちに、そんな小さな物語が頭の中に生まれて、気づくと絵の中に溶け込んでいきます。
YouTubeでメイキング公開中
この木を描いている様子を、無言のメイキング動画としてYouTubeにアップしています。
線が少しずつ積み重なっていくのを、のんびり眺めていただけたら嬉しいです。
作業のお供や、寝る前のリラックスタイムにそっと再生してもらえたら、きっと心が整います。
絵と一緒に、物語を届けたい
私にとって、木はとても大切なモチーフです。
強くて優しくて、そこにいるだけで安心感をくれる存在。
私が描く木が、見る人の心の中に根を張って、ふと思い出してもらえるような、そんな絵になったらいいなと思っています。
これからも、いろんな木や森を描いていきます。
一本の線から、誰かの物語が始まるかもしれない。
そんな小さな奇跡を信じて、今日もペンを握ります。
最後に
最後まで読んでくださってありがとうございます。
もしよかったら、YouTubeにも遊びに来てくださいね!