Short Story

ものがたり ~夢の国への旅路~

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今日は、とても心躍るラフイラストをひとつご紹介したいと思います。

雲の上に広がるこの不思議な世界――そこにはたくさんの生き物たちが暮らし、少女は大きな獣に乗って、はるか遠くの光の城を目指しています。

このラフを描いたとき、私は「夢の国への旅」をテーマにイメージを膨らませました。

現実から少し離れた、けれどどこか懐かしいような、あたたかさを感じる場所。

それは子供のころに一度は見たかもしれない、夜の夢の中の風景かもしれません。

◆雲に溶け込むような生き物たち

まず目に入るのは、雲の中にたたずむ個性的な生き物たち。
ふわふわした翼を持つ鳥のような存在、大きなツノを持つ獣、そして表情豊かなまあるい生き物たち――。

彼らはこの世界の住人であり、旅人である少女の仲間でもあり、あるいは道しるべの役割を果たしているのかもしれません。

この絵には「見る人が自由に想像できる余白」を意識して描きました。

◆少女と旅するバッファロー

少女が乗るのは、大きくて丸い体をしたバッファローのような獣。
彼の足元には深い谷が広がり、少し踏み外せば危険な場所。

それでも少女の表情には不安は見えず、どこか未来を見つめるような強い意志が感じられます。

旅は決して楽なものではないけれど、この世界ではきっと、すべての出会いが意味を持っている。
そんな希望を込めて、少女とバッファローを描きました。

◆遠くに見える光の城

空に浮かぶ、尖塔をたくさん持った白い城。
この城は少女の「目的地」であり、旅のゴールでもあります。

ですがきっと、そこに辿り着くことがゴールなのではなく、旅の途中で出会うもの、感じること、すべてが大切な意味を持っている――そんなテーマを意識して背景を作りました。

この城は「希望」や「未来」を象徴しています。
誰もが自分の中に持っている、まだ見ぬ光を目指す心を表したかったのです。

◆ラフならではの良さ

この絵は、まだ完成していない「ラフ」という段階です。
細部は描き込まれていないけれど、その分、線に勢いがあり、物語が自由に動き出しそうなエネルギーを持っています。

完成された作品ももちろん大切ですが、ラフにはラフにしかない「生きた感情」が宿っていると、私は思います。
見る人が、それぞれの心で続きを描ける――そんな余白を大切にしたいと考えています。

◆これから

このラフは、今後きちんと仕上げて、色をつけていく予定です。
きっと、色を重ねるごとにまた新しい発見があり、この世界にさらに命が吹き込まれることでしょう。

完成したら、また改めてご紹介したいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。

――夢の国への旅は、まだ始まったばかりです。

【締めくくり】
ここまで読んでくださってありがとうございました。
もしこの絵からなにか感じるものがあったら、ぜひコメントで教えてください。
これからも、少しでも心がふわっと軽くなるような作品を作っていけたらと思います。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

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