
1. イメージをふわっと思い浮かべる
私の場合、最初からきっちり構図を決めることはほとんどありません。
「こんな雰囲気の子を描きたいな」とか、「花が漂う感じにしたいな」など、ふわっとしたイメージを頭の中に置いておきます。
このとき大切なのは、無理に具体的に決めすぎないこと。
あくまで『雰囲気』を優先します。
2. ざっくりアタリを取る
次に、軽く鉛筆でアタリを取ります。
私は人物の輪郭と顔の向きだけをサッと描いてしまって、すぐペンに持ち替えます。
このとき、「正確さ」よりも「心地いい線」を意識しています。
3. ペンで迷わず線を引く
ペン入れです。
私はボールペンやつけペンを使うことが多いです。
今回の絵はミリペンで描きました。(Sakura pigma micron 0.1)
ペンで描くときは、一度決めた線を信じるのがコツです。
途中で線を修正したくなることもあるけれど、多少の歪みやゆらぎも味になるので、あまり気にしません。
4. ふわふわの装飾を加える
人物を描いたら、次はまわりの花や煙のようなモチーフを描きます。
ここが一番楽しい時間です。
私は、雲みたいな形をぐるぐると描いてから、花の形を少しだけ明確にしていきます。
全部を細かく描き込むと重くなってしまうので、ところどころ空白を残すのがポイント。
余白が多いほど、空気感が出るんです。
5. 細かい線で陰影をつける
最後に、細い線で陰影を足します。
私はクロスハッチ(交差する細線)をよく使います。
今回は髪の毛や服の影を中心に、線を重ねて立体感を出しました。
少しずつ濃淡をつけていくと、柔らかさを保ちつつ奥行きが出ます。
6. 全体を眺めて、仕上げる
描き終わったら、一度絵を机に置いて少し離れて眺めます。
「ここにもう少し線がほしいな」と思ったら足す程度で、基本的には描きすぎないことを心がけています。
おわりに
今回の絵は、私の中で「花の魔女」というイメージがふわっと浮かんできて、そのまま形にした作品です。
描いているときは頭の中で、花びらが風に舞ったり、魔法の煙が溶けていくような音を想像しています。
その感覚が絵に乗ると、見る人にも優しく伝わる気がするんです。
もし、あなたもペン画でふわりとした世界を描いてみたいと思ったら、ぜひ一度、線を信じて迷わずに描いてみてください。
上手に描こうとするよりも
「描いている時間を楽しむ」ことが一番大切です^^
(@^^)/~~~